メッシュシートの役割とは

建設工事や補修工事などに欠かせない、メッシュシートをご存じでしょうか？
目にする機会が多いものの、その役割まではご存じない方も多いのではないでしょうか。
今回は建設現場の足場において、重要な役割を持つメッシュシ―トについてお話しします。

メッシュシートの役割

メッシュシートは足場の外に設置されており「養生シート」や「飛散防止ネット」とも呼ばれます。
法令上設置を義務付けているわけではありませんが、トラブル防止の観点からも設置が望ましいでしょう。
メッシュシートの役割は、以下の通りです。

飛散防止

外壁工事で使用する塗料や洗浄時の水が、他の建物や人にかかる恐れがあります。
特に塗料の飛散は、トラブルや近隣の迷惑となるため配慮が必要です。
メッシュシートは塗料などの飛散防止にもつながるため、足場作業では欠かせないと言えます。
またシートは網目になっており風を通すため、塗料の臭いがこもりにくい点もメリットです。

落下防止

工事では、さまざまな工具や材料を使います。
工事に使用する道具には先が尖ったものもあり、落としてしまうと非常に危険です。
特にガラスやサッシなど、落下すると割れたり曲がったりしてしまう部材を扱う場合には欠かせません。
メッシュシートの設置は、落下防止と同時に落下による危険防止にも役立つでしょう。

騒音防止

解体工事では、重機を使って建物を取り壊します。
工事中の大きな音により、近隣住民の方はストレスを感じることも多いでしょう。
メッシュシートには防音機能も備えたものもあるため、解体現場でも多く利用されています。

転落防止

建物によっては、高い場所で作業する場合もあります。
万が一作業員が落ちてしまうと、命に係わりかねません。
作業員の安全な環境づくりのためにも、メッシュシートは非常に重要です。

まとめ

メッシュシートは、安全性やトラブル防止のために重要な役割があります。
特に作業員の安全環境を整えることは第一優先であり、命を守るためにもメッシュシートは欠かせないと言えるでしょう。
しかし台風や強風の時は、シートが風にあおられ足場が倒壊する危険性もあるため、柱にシートを巻き付け倒壊を防ぐ対策が必要です。