足場工事をする際の天候は?雨でも問題ない?
2023/08/01
「足場工事って雨でも行えるの?」と疑問に思っている方は多いようです。
足場は金属でできているので、雨で濡れても大丈夫な気もしますよね。
そこで今回は、足場工事と天候の関係について解説していきます。
足場工事は雨でも行われる場合が多い
足場工事は雨でも決行される場合が多いです。
ちなみに足場工事を行うかどうかは現場責任者が判断します。
ただし豪雨の場合は転落や転倒の危険性が高まるため、作業を中止することがあります。
労働安全衛生法での基準
労働安全衛生法では「1回の降雨量が50mmを超える場合は足場工事できない」と定められています。
50mmの降雨量とは、道路が川のようになるなど滝のような雨のことを言います。
雨の日に足場工事を行うメリット・デメリット
雨の日に足場工事を行うことには、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
雨の日に足場工事を行うと作業を中断しなくて済むので、スケジュール通りに仕事が進むメリットがあります。
かつ、余計な人件費なども発生しません。
デメリット
デメリットは安全性が低下することです。
職人の足元がすべりやすくなるので、細心の注意を払って作業を進める必要があります。
雨だけでなく風にも注意が必要
足場が最も影響を受けやすいのは雨よりも「風」です。
10分間の平均風速が10m以上だと足場工事は行えません。
台風シーズンは風にあおられ、足場が崩壊する事故が多いので要注意です。
まとめ
足場工事は、豪雨以外では行われることが多いです。
雨の中での作業を行うとスケジュール通りに仕事が進む反面、いつも以上に安全性にも気を配って作業を行う必要があります。