支保工と足場工の違いとは
2023/03/22
みなさんは「支保工」という職業をご存じでしょうか。
足場工事と似ているため混同されがちですが、全く別の職業なんです。
この記事では、それぞれの役割や工事内容を解説します。
足場工事とは
足場とは、建築工事など高いところでの作業の際に作業員が足を置く場所のことです。
足場を設置することで、バランスが取りやすく作業をすすめやすくなるため、より質の高い建物に仕上がるでしょう。
この足場は、工具の落下防止や作業員の転落防止の役割も果たします。
また足場を設置することで、建物の周囲を飛散防止ネットで覆うことができます。
足場の種類は主に単管足場・くさび緊結式足場・枠組足場の3種類があり、それぞれメリットが異なります。
工事内容や現場の状況などにより、最適なものを使います。
支保工とは
支保工とは、対象物が崩れないように支えを作る工事です。
対象物により、大きく分けて2種類の工事があります。
1つが掘削作業の際土砂が崩れないように支えを作る、土止め支保工というものです。
これにより、作業員の安全が守られます。
2つ目が、コンクリートの建物を作る際にコンクリートを流す枠の支えを作る、型枠支保工です。
まとめ
支保工は、対象物が崩れないようにする支えを作る工事です。
一方足場工は、高所作業の際に作業員が足を置く場所を作る工事を指します。
このように、支保工と足場工は役割が全く異なります。
しかしどちらも、安全で質の高い工事には欠かせないものです。
これらの工事を依頼する際は、信頼できる専門の業者を選びましょう。