吊り足場のメリットとは
2023/01/17
みなさんがよく見る足場は、地面に足場を支える柱を設置していきます。
しかし川などにある橋の工事などでは「吊り足場」と呼ばれる足場を設置します。
通常の足場ではなく、なぜ吊り足場を設置するするのでしょうか?
今回の記事では、吊り足場のメリットについてお話ししていきます。
吊り足場とは
吊り足場は、上から吊り下げる種類の足場です。
高層ビルなどの高層建築物だけでなく、高速鉄道・高速道路や窓の清掃などさまざまな建築物で使われます。
吊り足場のメリット
場所を選ばない
高層ビルの吹き抜け工事や高層マンションの修繕工事など、吊り足場にはさまざまな用途があります。
吊り足場は鉄パイプやチェーンなどで足場を吊り下げ、空中で水平方向に組み立てます。
地面を必要としないため、川や橋傑など場所を選ばず設置できるといった点が最大のメリットです。
ただし吊具を設置するため、建物は頑丈である必要があります。
安全性が保たれる
川に通常の足場を設置した場合、川の流れによって足場が流され重大な事故につながる恐れがあります。
また吊り足場は上から吊り下げる構造のため、不安定さや墜落のリスクが高まるなどの不安もあるでしょう。
足場での作業は転落事故防止のため、労働安全衛生法による厳しい安全措置が設けられています。
使われる吊具や道具に腐食や不具合はないか、設置場所は頑丈であるかなど安全に作業を行うための法律です。
安全面に対して十分な配慮や対策を行ったうえため、安全性は高いと言えます。
工期の短縮化
地面から上へ上へと組み立てていく通常の足場と違い、水平方向に組み立てていくため横方向へ移動できます。
そのため広範囲で作業ができ、工期を短縮できることもメリットです。
まとめ
吊り足場は、頑丈な建物であれば場所を選ばず設置できます。
水平方向に組み立てることによって、横方向へ効率よく作業を行えます。
安全性もしっかり保たれるため、安心して作業が行えるでしょう。